作品検索

作品紹介

かごや太平記

Palanquin Bearer

1956(昭和31年)/6/21公開 58分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2203 
配給:東映 製作:東映

人情長屋に生きる人の良い駕籠屋権三と助十を中心に、若い浪人、飲み屋の看板娘、ならず者から、珍妙無頼の大岡越前守までが入りみだれ、笑いを醸し出す恋あり、涙あり珍事件続出の物語が展開する。

NO IMAGE

ストーリー

権三と助十はお人好しで失敗ばかりの駕籠屋二人組。ある日、二人は蝮の伝造が梅田屋の主人・彦兵衛の弱みにつけ込んで、娘のお梅を身代わりに無理矢理連れ帰ろうとする騒ぎに巻き込まれた。何も出来ない権三と助十。そこへ赤木勝馬という侍が颯爽と現れ、お梅を助け出す。勝馬は家宝の名刀村正を探す旅をしていた浪人だったが、村正が油屋の嘉右衛門の所にあるという。早速二十両の大金で村正を譲りうけたが、いつの間にか刀は掏りかえられ、勝馬は顔色変えて嘉右衛門の元へ。一方、権三と助十はお梅を自由にさせてあげたいと、借金五両の工面を考えるのだが、簡単に出来るはずも無い。病身の父を案じ、お梅は五両を借りに嘉右衛門の家に向かうが、金の変わりにお梅を手籠めにしようとする嘉右衛門からは、結局金も借りれずに逃げ帰るしかなかった。翌朝、嘉右衛門が何者かに殺され死体で発見される。お梅が真っ先に犯人と疑われたが、彦兵衛が自首してきて、しかも勝馬も刀を取り返しに嘉右衛門の家にいたことが分かり、容疑者として取調べを受けることに。病身の身で牢獄に入れられた彦兵衛の身を案じるお梅に伝造は、言いなりになれば彦兵衛を助けてやると持ちかける。わが身を捨てても父を助けたいと覚悟するお梅を見て、権三と助十は彼女を助けるために一計を案じるのだった…。

かごや太平記
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)