1956(昭和31年)/8/22公開 55分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2378
配給:東映 製作:東映
夢若丸の危機を救うまだら狼の奮闘、男装の小夜姫に妖術の不知火姫らおなじみの登場人物が、波瀾万丈の冒険絵巻を繰り広げる「風雲黒潮丸」三部作の第二部。
夢若丸を助けた不知火姫はかつて長崎の樺島に構える村上海軍総大将の娘であったが、腹黒い叔父の義正に父を殺され、その地位と母を奪われ密かに復讐の機会を窺っていた。その義正は、逃げ帰った悪ノ兵衛から千束島の秘宝を聞き知り、夢若丸がオランダ人ルシアノと力を合わせて建造中の巨船・黒潮丸の設計図を盗もうと隠密・眞柄吉之助を夢若丸の元に忍び込ませる。吉之助は、不知火姫の幻術によって陰謀を見破られるも小夜丸をさらい、義正に不知火姫と詐称して差し出そうとする。小夜丸は、不知火姫の母・鶴菊の計らいで脱出、折りしも樺島へ義正征伐の軍勢を進める夢若丸、不知火姫の一族と遭遇して無事救われた。かくて力をあわせた正義の軍団は意気高らかに黒潮を蹴って悪の本拠地・樺島へと突き進んでいく…。
「風雲黒潮丸」シリーズ(3)