作品検索

作品紹介

恋染め浪人

Love and The Masterless Samurai

1957(昭和32年)/1/22公開 84分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10005 
配給:東映 製作:東映

松代藩十五万石のお家騒動に、人身痛快の美女をめぐる奇怪な怪事件。義に起こって敢然事件の渦中に踊り込み暴れ廻る剣の大友柳太朗。

恋染め浪人
(C)東映

ストーリー

女手妻師江戸屋一座の座頭紫頭巾が飲み屋で地獄道場の悪名高い浅田道場のごろつき剣客に囲まれている。と、そこへ鼻歌まじりに入ってきた夏目鮎太郎。脅し文句もどこ吹く風で、表へ出た鮎太郎は紫が逃げたのを確認すると三十六計一目散。鮎太郎は逃げ込んだ墓地で気を失っている武家娘を助けた。鮎太郎は蘭医学の心得があり、看病したが娘は麻薬に犯されて正気を失っている。名前も忘れているのでお夢と名づけたが、鮎太郎とお夢が身を寄せる下総屋を地獄道場の連中が狙い始めた。お夢の命を狙い、地獄道場の連中を操る黒幕は誰なのか。鮎太郎は地獄道場の剣客をおびき出し、その隙に下総屋久兵衛とその娘おさとにお夢を託して住まいを変えさせようとした。鮎太郎は見事な腕でごろつき剣客らをやっつけたが、そのすきに久兵衛とおさとが襲われ、一瞬の差で久兵衛が斬られてしまう。群がる敵をけちらしたがこのときお夢を「お美穂様」と呼んだ侍がいた。その侍・松本省平からお夢の身元を聞いて鮎太郎は驚いた。以前仕えていた松代藩の家老・生田頼母の娘だったのだ。背後に深い事情あり、と睨んだがそうした裏面の権力争いを嫌って浪人した身の鮎太郎は憮然としてお美穂を見送った。紫は父を亡くしたおさとを引き取り、一座が江戸を離れるその日、お美穂が父・頼母を伴って現れた。鮎太郎からお家の一大事に手を貸してほしいと頼まれるのだが・・・。

恋染め浪人
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)