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大名囃子

Lords of Oppression

1957(昭和32年)/3/13公開 80分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10050 
配給:東映 製作:東映

忍藩主・京極鶴三郎は幕政の犠牲となって藩を追われ江戸の市井に沈む。彼を狙う奸臣、闇大名、恋に濡れる美女群像。颯爽破邪の剣が風雲を呼ぶ。

大名囃子
(C)東映

ストーリー

徳川11代将軍は40余人の子を儲け、公子たちは諸藩へ養子に出された。武州忍の藩主・斎忠もその養子の一人。聡明な前藩主・京極鶴三郎は隠居させられ、昼夜酒におぼれて腰元を追う斎忠は諌める家臣を手打ちにしていた。さて、ところ変わって江戸。鬼倉本陣の代貸・殺しの鉄とその子分がお今を取り巻いていた。危ういところへ「鶴亀の鶴さん」と名乗る侍が現れてあっという間に鉄一味を追い払った。お今は薄幸の女を集めて女の城を作るという夢があるのだが鶴さんも協力すると言ってくれた。男嫌いのお今だが鶴さんに慕情を抱く。さて後日、お今のもとへ鶴さんが鬼倉本陣の代貸・太閤政に言い寄られて自害をする寸前だったお豊をつれて現れた。鶴さんはお豊を女の城の一員に加えてほしいと頼み、引き止めるお今を残して気ままに夜の町へ消えた。そこへ斎忠の命を受けた忍藩士・赤根らが鶴さんこと前藩主・京極鶴三郎を迎えに来た。斎忠が笹島喜兵衛の娘・三千代を所望し、それを断った喜兵衛が割腹して果てたと聞き、鶴三郎はこれだけではない斎忠の非道に憤慨。上意として切りかかる赤根を大川へ投げると譜代の臣・長屋幸助に翻意を促すのだった。時を同じくして太閤政一味がお今の家を襲撃したのを聞き、駆けつける鶴三郎は鬼倉と対決。その場は何事も無く収まり、鶴三郎は国へ戻って斎忠を諌めるが・・・。

大名囃子
(C)東映
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