1957(昭和32年)/11/10公開 55分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10350
配給:東映 製作:東映
平和の里“駒の庄”に吹き荒ぶ暴虐の嵐に、敢然と立ち向う熱血剣士・秋月左馬之助と、彼の率いる鬼面龍騎隊の活躍をスリルと冒険の中に描く痛快時代活劇。
鈴鹿の山脈を駆け抜ける鬼面龍騎隊。平家の流れを汲む秋月左馬之助らが急ぐも、故郷の駒の庄に着いた時には、黒姫城主の花背主水正を謀殺した犬神刑部一味の襲撃を受けたあとだった。里の秘宝で守り神でもある般若の面と、里長のお婆の孫娘で許婚の小夜を奪われた。里と許婚の運命を担って鈴鹿の山を降りた左馬之助たちは、まずは黒姫城内に潜り込むために武芸試合に臨み、そこで出会った伊賀の浪人・大文字雷太郎と二人揃って黒姫城に招かれることになった。ある夜、城へ忍び込んだ左馬之助は、捕まりそうになっていた黒装束の娘を助け出した。彼女の正体は前城主花背主水正の娘・ゆりで、伊吹山の霞の老師に忍術を学び、城に侵入しようとしていたのだ。そしてゆりと一緒にいた鞍彦少年こそ小夜の弟だった。左馬之助は彼女らと一緒に再び城に忍び込むが、雷太郎の忍術に阻まれ、ゆりを駒の庄に逃すと自分は鞍彦と鞍馬寺に向かった。そこで彼は風来和尚の友人で天狗と名乗る般若弓四郎から、小夜は紅姫屋敷にいると消息を伝えられる。一方、ゆりが辿り着いた駒の庄では天変地異と刑部たちの非道が横行していた…。