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ふるさとの唄 お母さんの東京見物

Hometown Elegy Pt.2

1957(昭和32年)/11/17公開 56分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10392 
配給:東映 製作:東映

失恋の痛手を胸に秘めて単身上京した青年が、慣れぬ都会の荒波にもまれながらも、歯を食いしばって頑張り、母親を宿願の東京見物に呼ぶという、三橋美智也主演の歌謡メロドラマの傑作。

ふるさとの唄 お母さんの東京見物
(C)東映

ストーリー

故郷のりんご園から母を残して上京してきた道夫だったが、都会の雑踏に目を丸くしている間に、老婆に騙され唯一の荷物だったトランクを捕られてしまう。上野でしょんぼりしていたところをバスガイドの弘子に声をかけられ、後で来るから待っていてと言われるも、今度はテキ屋風の松造に騙されて警察に捕まり、更には松造の食い逃げのとばっちりを受けてしまう。食い逃げされたうなぎ屋「うな金」の主人に再び警察に突き出されそうになるところを、偶然そこで働いていた嫂の千代に助けられ、道夫はうな金の板前として働くことになる。ある日、千代と千代の娘・みどりと一緒に遊びに出た道夫は、郷里の親友・健太郎とバッタリ出くわす。健太郎は、お春との婚約をお春の父・良平に認められず、東京まで駆け落ちしてきたのだった。道夫は給金をためて母・お栄を東京見物に誘った。お栄と折り合いの悪かった千代も協力して、お栄の上京が決まった。だが、良平もお春を引き戻すために一緒に上京してきた。うな金でのうな丼をおいしそうに食べるお栄だったが、千代との仲直りはガンとして聞き入れないくせに、お春を連れ戻そうとする良平に対して一計を案じ、ついに良平は健太郎たちの結婚を許すことになった。弘子の案内で東京観光に出かけた道夫たち。靖国神社の参堂で、お栄は弘子と出くわすのだが…。

ふるさとの唄 お母さんの東京見物
(C)東映
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