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赤穂義士

The Ako Samurai

1957(昭和32年)/12/8公開 90分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10441 
配給:東映 製作:東映

御存知、天野屋利兵衛鉄石の義心を、春日井梅鶯、天津羽衣、春野百合子、松平国十郎の哀切胸打つ名調子に乗せて贈る浪曲忠臣蔵の傑作。

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ストーリー

元禄十四年の松の廊下での刀傷沙汰により、浅野内匠頭は切腹、赤穂浅野家はお家断絶となった。赤穂城明渡しの日に、死に装束で城に留まったのは僅かに五十六名。その同士たちに連判状を示して復讐を誓う大石内蔵助だったが、下城の際に、町人でありながら浅野家からの恩を忘れず、家を捨てて主君に殉じようと駆けつけた天野屋利兵衛には、敢えて復讐の意図を隠した。しかし「命は一つしかない、いずれ貰う時がある」の一言で、内蔵助の本心を読み取った利兵衛は、山科に移り大尽遊びに耽る内蔵助の放蕩にも付き合い、金をつぎ込んでいった。しかし、戯れに貫いた内蔵助の刀が無残にも錆びていたのを見て、失望してしまう。腰抜け振りを責める利兵衛に、内蔵助は太夫の身請け金の借用書を調べて欲しいと封書を手渡した。この様子を伺っていた吉良の間者・和久半太夫は、封書を盗み見ようとするが、大石らに同情する時の大阪奉行・松野河内守によって妨げられる。更には封書を奪おうとした半太夫らの襲撃を安兵衛らによって救出された利兵衛が、ついに封書の中身を確認すると、そこには討ち入り用の武器用具一式の内訳が記されていた。早速武器の調達に取り掛かる利兵衛だったが、その中には御禁制の武具も含まれており、職人の告げ口により奉行所の知るところとなってしまう。利兵衛は捕らえられ、その出所を聞きだすための拷問にかけられるのだが…。

赤穂義士
(C)東映
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