作品検索

作品紹介

曲馬団の娘

A Circus Girl

1958(昭和33年)/2/19公開 82分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10418 
配給:東映 製作:東映

哀愁のジンタ流れるサーカス一座に芽生えた若人の清らかな愛情を、華麗なサーカス場面をふんだんに盛り込んで描く青春篇。

曲馬団の娘
(C)東映

ストーリー

サーカスの目玉、空中ブランコの盲目飛行では、目隠しをしたスミレが空中を飛び、一郎が受け止めるそのスリリングさが大人気だった。二人は舞台の上だけでなく、日常でも息の合ったコンビで、若さゆえ時々衝突することはあっても、心の中では固く愛し合っていた。サーカスが横浜で居を構えた時、スミレは買い物の途中で叔父の謙介と偶然再会した。戦争で家族を無くし、叔父たちとも離れ離れになったスミレは、浮浪児たちの仲間に加わり、そこで一郎と出会ったのだ。一方叔父の謙介は養子の謙二と共に飲食店を経営し、かつてスミレの親と交わした、スミレと謙二を一緒にさせる約束を果たせると言う。謙二もスミレとの再会を喜び、サーカス小屋の楽屋に通うようになった。だが、そんな謙二の出現は一郎にとっては面白くない。しかも同じ頃、以前一郎に肘鉄を食らってサーカスを飛び出した菊子が戻ってきた。何かと一郎に世話を焼く菊子。その光景は、スミレにとってもまた、面白いものではなかった。以前にも増して衝突しあう二人。そして、サーカスが千秋楽となった日。謙介親子の誘いで自分の両親の墓参りに行ったスミレだったが、その帰り道、自動車がパンクしてしまい盲目飛行の時間に間に合わなかった…。

曲馬団の娘
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)