作品検索

作品紹介

デン助の陽気な靴みがき

The Happy Shoeshiner

1958(昭和33年)/6/3公開 54分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10669 
配給:東映 製作:東映

貧しくても底抜けのお人好しが暮らす東京の片隅に、涙と笑いの珍事件をまきおこす、舞台とテレビの人気者・大宮デン助の人生喜劇。

NO IMAGE

ストーリー

ここは浅草の一角。遠く高架を走る国電の響きと共に、デン助のオンボロ長屋にも朝がやって来た。貧しい生活ながらも底抜けの善人が集まるがらくた長屋である。チャキチャキの江戸っ子で世話好きのデン助は長屋中の問題を一手に引き受ける相談役でもあった。デン助はチビと一緒に早朝から靴みがきに出かける。デン助は三年前、ガード下で泣いていたチビを拾ったのだ。デン助の心配しているのは同じ長屋に住む、病気の母を抱えた花売娘小夜子の事だった。その日暮らしの小夜子は母の薬代にも事欠いていた。不時の収入があると封筒に入れて、そっと小夜子の長屋に入れてやった。その小夜子に、附近の顔利きジョージはかつてない愛情を抱いた。彼は金庫破りの容疑者として警察から追われる身であった。一日、デン助をはじめ長屋の人たちは、貧しいながらも楽しいハイキングに出かけた。が、その留守の間に小夜子の母は急に病状が悪化、息をひきとった。悲嘆の涙にくれる小夜子を、デン助はやさしく慰め、自分の長屋にひきとった。一方、ジョージは金庫破りの容疑を自分に着せたチンピラどもを追い白状させようとするが、怒りにまかせて傷つけてしまった・・・。

デン助の陽気な靴みがき
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)