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大岡政談 幽霊八十八夜

Oka Seidan:Magistrate

1958(昭和33年)/7/23公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10771 
配給:東映 製作:東映

怪盗蝙蝠組に盗まれた御用金三千両の行方を巡り、敏腕の名与力相良欣三郎が三変化でその謎を解くという、怪奇戦慄の興趣篇。

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ストーリー

七夕祭りを控えた物憂い江戸の夏の夜。評判の美人曲芸師・小糸が何者かに襲われ、十六夜右近と名乗る剣士に救われた。実は小糸は甲府きっての豪商相模屋の一人娘小百合。3年前、蝙蝠組が盗んだ甲府城代の御金蔵三千両の疑いが小百合の父親にかかり、父の死後、手代の源次とともに江戸へ出て金の行方を捜し復讐の機会を狙っているのだ。しかし復讐相手の蝙蝠党が相次いで殺される事件が発生。しかも小糸に罪を着せようと仕組んでいる。疑わしい蝙蝠党の残党・森田屋清蔵、浪人伝九郎、小料理屋お島は誰かが犯人ではないかと疑いあっている。さらに奇妙な事件は他にもある。殺された蝙蝠組の住む長屋には1年ほど前から幽霊が出没。気のいい住人を脅かしている。一人、この長屋の豪放磊落な浪人・的場陣十郎だけは鋭い目つきで油断のできない動きを見せている。小糸の舞台中に事故が起こったり、陣十郎を人斬りが襲ったり、謎の鬼面がたびたび事件現場に現れるなど事件は頻発するが真相はわからないまま。小糸と源次は清蔵と伝九郎に殺されかけ、右近に救われる。が、3人を謎の鬼面が吹き矢で襲う。清蔵と伝九郎は三千両を二人だけで山分けしようと池の底に隠してある千両箱を引き上げるが、忽然と現れた鬼面に2人は殺される。そこへ現れた右近、犯人のかぶる鬼面を奪いとり、正体をばらす。あるときは十六夜右近、またあるときは的場陣十郎、その意外な正体の剣士の大活躍。

大岡政談 幽霊八十八夜
(C)東映
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