1958(昭和33年)/12/22公開 62分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10954
配給:東映 製作:東映
日本全国の少年少女に圧倒的な人気を呼ぶ正義の味方・月光仮面が、今度はパラダイ王国の大秘宝を狙う「サタンの爪」と東南アジアを舞台に火花を散らす大激闘篇。
サタンの爪と名乗る怪人がバラダイ王国シャバナン殿下を射殺し、秘宝の在処を示す地図を強奪する。その昔、サタンの先祖アブダラ・サタンは、バラダイ王国転覆の陰謀を企て失敗し、追放されたのだ。だが、子孫のサタンの爪は先祖の復讐よりも王国に眠る莫大な財宝を我が物にしようと企んでいた。そのためには〝地図〟とそれを照らす〝アラーの眼〟と殿下の顧問をしていた考古学者・結城博士が知る呪文が必要だった。〝アラーの眼〟が殿下の愛人であった浅川昌子の娘・不二子の胸のブローチに細工されていることが判明し、危機の迫った浅川母子を保護しようとするが、時既に遅く二人はサタンのアジトに攫われていた。〝アラーの眼〟が奪われそうになった時、月光仮面が現れ、二人を救い出す。浅川母子は祝探偵の家に保護される。だが安心したのも束の間、幼い不二子が再び誘拐される。一方、結城博士を訪ねた祝探偵もサタンの奸計に陥り、捕らえられる。結城博士から呪文を聞き出したサタンは、祝、不二子、結城博士らを時限爆弾で殺そうとする。時限爆弾を仕掛け、立ち去ろうとするサタン一味の前に、またもや月光仮面が現れ、凄絶な銃撃戦が繰り広げらえる。爆発寸前に、結城と不二子を救い出す月光仮面は、さらに〝地図〟と〝アラーの眼〟を奪回していた。翌日、羽田空港から祝ら一行が、バラダイ王国へと飛び立つ。遂に財宝の眠る洞窟の入口へと到着するが、そこにもサタンの爪の魔の手が伸びていた・・・。
「月光仮面」シリーズ(6)