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紅だすき喧嘩状

Invitation to A Fight

1959(昭和34年)/4/15公開 74分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11190 
配給:東映 製作:東映

時は七つ、所は高田、斬って斬りまくる喧嘩安兵衛の勇姿。千代之介、ひばりの黄金コンビが、恋あり、唄あり、喧嘩ありの明朗痛快な青春譜を奏でる興味篇。

紅だすき喧嘩状
(C)東映

ストーリー

「江戸の名物、火事・喧嘩・・・」その喧嘩の仲裁を一手に引き受けている喧嘩安こと中山安兵衛の人気は大変なものである。この安兵衛は仕官の口にも耳を貸そうとせず、好んで江戸の掃溜呑んべえ長屋に居座り、喧嘩の仲裁料で酒に明け暮れしている変わりものである。この長屋に鶴が一羽舞い降りてきた。家出してきた堀部弥兵衛の娘お幸である。庶民の英雄喧嘩安も才女の噂高いお幸の前では、「呑んだくれのろくでなし」とさっぱり値打ちもない。そんなある日、無法者の狼藉を鎮めようとしていたお幸を偶然通りかかった安兵衛が救った。さらに安兵衛の助言を受け入れたお幸は居酒屋高嶺の専属歌手として自活の道を拓き、その気持ちに打たれた安兵衛との間に淡い恋心の花が咲いた。そこに現れたのは娘を連れて帰ろうとやってきたお幸の父弥兵衛である。「あんな無頼漢に娘はやらぬ」と頑な弥兵衛に、安兵衛は前後不覚になるまで酒を浴びた。一方、かねてから安兵衛の叔父、菅野六右衛門の地位を奪おうとしていた村上兄弟は、指南役を賭けた御前試合で六右衛門に敗れた。そこで道場主中津川祐範の発案で、六右衛門の助太刀に現れるであろう安兵衛もろとも恨みを一緒に晴らそうとした。刻々と迫る運命の時も知らずに眠りこける安平衛を激しく優しく揺り起こしたのは、懐へ飛び込んできたお幸だ。お幸からもらった勇気百倍の紅たすきをかけて安兵衛の怒髪の二刀流が血煙を上げる・・・

紅だすき喧嘩状
(C)東映
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