1959(昭和34年)/9/20公開 93分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11391
配給:東映 製作:東映
名絃「山彦」の調べに結ばれた清純の恋に生きる伊那平氏の末裔、伊那の小源太が、颯爽と江戸城に乗り込み、幕府の悪政と斗うという橋蔵の二役で贈る痛快波瀾の物語。
徳川綱吉の時代、伊那平家村の一族の首領・小源太は、お品を嫁に迎えた。お品の父が柳沢吉保に殺されたことを知った小源太は、江戸に向かい綱吉・吉保と対決する。しかし、世を知らぬ小源太。一族三名の命を失い、自らは江戸城の堀の水に身を投じた。伊那平家村は滅ぼされ、名絃「山彦」も奪われたため、お品は江戸に向かう。その頃二百両の賞金がかけられた小源太は、画師・英一蝶に助けられ、家に転がり込むが、そこには小源太に瓜二つの容貌をした、酒に明け暮れる素浪人・島崎無二斉がいた・・・。