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まぼろし峠 

Phantom Ridge

1960(昭和35年)/3/8公開 52分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:20954 
配給:東映 製作:東映

甲府の山奥深く隠された武田信玄の金山を利用して天下乗っ取りの大陰謀を企む悪老中一味を相手に、江戸の風来旗本・脇村主水正が正義の烈剣を振うという大仏次郎原作による興趣満点の時代劇。

まぼろし峠 
(C)東映

ストーリー

後世、信玄の隠し金山と呼ばれることになる領内の何処かにあるという秘密の金鉱。天災飢饉に財政の欠乏した徳川幕府は活路をその隠し金山に求めた。老中筆頭・水野越前守は、金山調査を甲府城代・大久保将監に命じ、城代補佐の青江丹蔵が深山に踏みこんだが徒労に終った。これを聞きつけた越前守の失脚を狙う老中・松平甲斐守は、腹臣の植村右京を介して青江と手を握る。甲斐守の野望に気づいた越前守は、磯田欽之助を甲府勤番に命じ、さらに欽之助の許婚・妙の兄・脇村主水正を送り込むが、右京らに小仏峠で短筒で襲われた主水正は崖下に姿を消してしまった。その後、隠し金山の秘図を手に入れ山入りする甲斐守一派の人夫として潜り込んだ主水正は、一行から脱け出して欽之助らと落ち合い、まぼろし峠へと辿り着く。頂上に達しようとした時、足場が崩れて欽之助が転がり落ちたところの岸壁に洞穴が現れた。だが、洞穴に入った二人を取り囲む一群が待ち構えていた…。

まぼろし峠 
(C)東映

シリーズ

「まぼろし峠」シリーズ(2)

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