1960(昭和35年)/3/15公開 53分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:20955
配給:東映 製作:東映
甲府の山奥深く隠された武田信玄の金山を利用して天下乗っ取りの大陰謀を企む悪老中一味を相手に、江戸の風来旗本・脇村主水正が正義の烈剣を振うという大仏次郎原作による興趣満点の時代劇の完結編。
まぼろし峠で山の衆と思われる一団に襲われた主水正は、山案内人の孫平に救われるが、欽之助の消息は途絶えてしまった。一方、青江らもようやく隠し金山を発見し、甲斐守の甲府入りを待ってその採掘にのり出すこととなったが、そこには人夫姿に姿を変えた主水正がいた。主水正は、甲斐守によって座敷牢に閉じ込められた妙を救い出し、欽之助が消息を絶った洞穴へとやって来た。二人はまたしても山の衆に捕えられたが、そのかくれ里で重傷の身を養う欽之助に再会する。山の衆は武田家遺臣の子孫たちで、隠し金山を守っていたのだ。やがて、甲斐守一行が天狗倒しの難所に差しかかったところに地雷が爆発する…。
「まぼろし峠」シリーズ(2)