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消えた密航船　

1960（昭和35年）/5/3公開　79分　モノクロ　シネマスコープ　映倫番号：11659　
配給：東映　製作：東映

陣出達朗の原作を映画化

ストーリー

岩代健ニは、行方不明となった友人･尾関の消息を確めるため、はるばる北海道の辺鄙な漁港へとやって来た。尾関は、過日流氷に衝突して沈没した密漁船･金漁丸の船長の弟で、事故に疑問を抱き、真相を確めようと北海道へ渡ったのだ。岩代にとって、やくざ稼業から足を洗う時に守ってくれた尾関は恩人であり、愛する女･智子の兄でもあったのだ。
捜査を開始した岩代は、尾関が仲良くしていたバー･クライネのマダムの京子という女を問い詰めて情報を引き出す。京子は、土地の名士･館林と共同でクライネを経営しており、兄の死に関する秘密を知った尾関を館林が消したのではないかと考えた岩代は、新聞記者の高田を使って館林に揺さぶりをかけた。そんな頃、岩代を追って北海道へとやって来た智子が館林によって監禁されてしまう。岩代は単身命を賭けて館林との対決に向かうが、待ち構えていたのは土地のやくざ･近藤一味だった…。