1960(昭和35年)/9/13公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11920
配給:東映 製作:東映
深川名物の一つと謳われる料理屋「深川亭」の看板娘・おせつと、板前・長蔵の恋物語を、美しい下町情緒と江戸名残の義理人情の世界の中に描いた川口松太郎の代表作を美空ひばり、鶴田浩二の“百万ドルコンビ”で映画化。
深川でその名を知られた料理茶屋・深川亭。この店を切り盛りするのは、生粋の深川育ちで美人の評判も高い看板娘のおせつと板前の長蔵。この二人は将来を約束した幸せな仲だったが、ある日突然、おせつの父が背負った借金のために引き裂かれる運命にあった。深川亭ののれんを守るために意に染まぬ結婚を決意するおせつ。そしてのれんを守るためにおせつを諦めようとする長蔵。だが、白装束に包まれたおせつの悲しげな表情を見た長蔵は、思わずおせつの乗った人力車を浚っていた…。