1961(昭和36年)/5/27公開 64分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12331
配給:東映 製作:東映
美しい女客がナイトクラブでストリップを始めたことに端を発し、お馴染みライバル記者の火花を散らすスクープ合戦が始まる。そこに暴き出された意外な麻薬ルートの戦慄が画面を凍らす。
新聞記者の社会部記者清水浩平は、特集記事のネタ探しにナイトクラブ「青い蘭」にいた。人気歌手若原が歌っている。と一人の女が面罵した。浩平はその女は元スチュワーデスの伸子をアパートへ連れて行った。恋を裏切った若原への怒り、伸子は自嘲的に笑った。しかし、女の表情には秘密の臭いがあった。数日後、伸子から殺されるかもしれないという電話がかかった。浩平は約束の場所へ駆けつけたが、伸子は変死体となっていた。伸子の死は目撃者である警官の証言によって自殺と発表された。伸子の葬式の日、浩平は毎朝新聞の大木と会った。彼も伸子の死因を探ろうと動いていた。浩平は伸子の妹毬子から重大な事実を聞きだした。伸子は若原に麻薬を注射され、挙げ句の果てに捨てられたという。浩平は若原のアパートへ走った・・・。
「特ダネ三十時間」シリーズ(10)