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若君と次男坊 

Young Lord, Second Son

1961(昭和36年)/11/1公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12574 
配給:東映 製作:東映

大藩の若君に松方弘樹、貧乏御家人の次男坊に北大路欣也。身分を越え、性格を超えて青年らしい友情に結ばれた二人が不正に対して怒りを爆発。

若君と次男坊 
(C)東映

ストーリー

南部盛岡二十万石を抱える若君の葵之介は、父親譲りの堅物でお見合いにも失敗。母親お秋の肝いりで酒色の道を修行するために江戸に向かわされる。そんな葵之介の指導役として江戸家老の浜島が選んだのは、食わせ物の望月圭次郎という若者。世の中金が支配するとドライに割り切る反面、不具の兄の就職資金を工面したり、兄嫁にへそくりを渡すなど人情に厚い一面も持っていた。江戸に入った葵之介と圭次郎は、ひょんなことから殴り合いの喧嘩になってしまう最悪な出会いであったがすぐに意気投合。早速お遊び修行に出かけていった。だが芸者にも酒にも目もくれない葵之介が、かんざしを拾った相手の踊り子・お糸に一目ぼれという驚きの変化をみせた。一方の圭次郎は材木商盤城屋のお絹と出会い、盤城屋の財産を手に入れる算段をし始める。手始めに、盤城屋と江戸家老の浜島刑部が組んで用材横流しの不正を利用しようと企むが、逆に刑部と盤城屋は金の力で圭次郎を抱きこみ、葵之介の闇討ちを計るのであった。お糸の借金を肩代わりして、盤城屋の人足として働いていた葵之介を誘い出すも、圭次郎は合図を間違えて自分が材木の下敷きになってしまった。そんな圭次郎を必死に助ける葵之介。二人は力をあわせて刺客の手から逃れるが、盤城屋一味はお糸を人質にして、二人を幽霊船におびき寄せる…。

若君と次男坊 
(C)東映
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