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銀座の旅笠 

Ginza Wanderer

1961(昭和36年)/11/22公開 59分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12444 
配給:東映 製作:東映

街のヤクザに監禁され、金庫破りを強いられる青年。その青年を捜し求める妹。この不運な兄弟を助けて敢然と悪に対決する、飯倉一家若親分の颯爽たる大暴れ行状記。美空ひばりが特別出演して話題を呼ぶ。

銀座の旅笠 
(C)東映

ストーリー

やくざの名門、飯倉一家の若親分である洋は、江戸っ子の標本のような気風の良い、いい男。だが喧嘩っ早いのと、なにより三日とジッとしていられない放浪癖が、親分の悩みの種。お相撲の吉と政の二人に徹底的に監視をさせても、その癖は一行に治る気配はない。だがそんな洋も、姉であり一家を切り盛りしている姉の佐代美にだけは頭が上がらない。ある日のこと、家を飛び出して街中で花売り娘の美子を助けたことから、洋は彼女の兄・康人探しを政と開始する。その結果、康人は元板倉一家の池田が経営するキャバレー「セーヌ」に監禁されていることを突き止めた。康人はその器用さが池田に目をつけられ、金庫破りに加担しろと脅迫されていたのだ。無理矢理康人を帯同させて金庫破りを決行した池田だったが、良心の呵責にせめられた康人は金のつまったバッグを奪って逃げ、バックを海に捨ててしまった。洋は再び捕まってしまった康人を救い出して、兄妹を自分のアパートにかくまう。バックを海から引き上げることに成功はしたが、池田は兄妹を洋の部屋から連れ去って人質にして、バックとの交換を迫ってきた。洋は取引場所の工事現場に向かうのだが…。

銀座の旅笠 
(C)東映
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