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二・二六事件 脱出

The Escape

1962(昭和37年)/3/14公開 96分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12706 
配給:東映 製作:東映

一世を驚倒させた二・二六事件に材を取り、叛乱軍の包囲下から首相官邸に生存する首相を救出しようとする人々の勇気と決断力を凄まじいスリルとサスペンスで描破する野心大作。

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ストーリー

昭和十一年、美濃部博士の「天皇機関説」が時の陸軍の行動派と称する将校や全国の右翼分子を著しく刺激し、加うるに親英米外交をもって聞えた岡部健介首相の率いる昭和会と民政党が総選挙の結果、議席の過半数を占めるに至って、漸く皇道護持を旗印とする軍閥の擡頭がその険悪な気配を濃厚にさせていた。二月二十六日、午前五時、音もなく降りしきる雪を衝いて“国体破壊の元凶たる元老、重臣等を艾除し、大義を正し、国体を擁護開顕せん”として蹶起した青年将校のうち、栗林中尉の率いる一隊は、払暁の首相官邸を襲撃し誤って折から邸内に投宿していた首相と酷似の義弟・杉尾大佐を射殺、その後官邸を包囲し、警戒線を布いた。この騒乱に秘書官官舎にいた速水秘書官は、直ちに麹町憲兵分隊に救援を求めるものの警戒線が厳しく、近付くこともできない状況だった。速水は意を決し、首相の遺骸に香華を捧げると申し出て邸内に入る。遺骸が杉尾大佐であることを知った速水は、女中部屋を訪れ、そこに匿われている首相と対面する。速水は宮内省の諸角海相を訪ねて、首相救出の為に陸戦隊の出動を仰ぐものの、徒らに陸海軍を刺激する結果になるとの理由で素気なく断られてしまい、逆に湯村内大臣からは首相の勅使差遣を奏上しなければならないため、明日の正午までに首相を救出して欲しいと頼み込まれてしまう…。

二・二六事件 脱出
(C)東映
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