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サラリーマン一心太助 

The Ambitious Youth

1962(昭和37年)/6/3公開 95分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12767 
配給:東映 製作:東映

一心太助の23代目、石井太助は食品会社のセールスマン。電子計算機のひそかな予想で破天荒な成績をあげるが、この計算機がコワレたから天下の一大事!喜劇の鬼才・沢島忠が初めて手がけた現代劇。

サラリーマン一心太助 
(C)東映

ストーリー

「一心屋鮮魚店」の二十三代目当主が青年サラリーマン石井太助である。魚屋稼業に専念することを望む母の希望に全面的に添わないとはいえ、朝の出勤前に魚河岸へ買出しにいくほど母親思いのタフネス青年だ。太助の勤務する葵食品は一介の製茶果実の栽培業者に過ぎなかったが、三代目社長の葵光男をはじめ、大久保彦造営業課長など生え抜き社員の頑張りにより、今や資本金三十億円の冷凍食品会社に発展していた。葵社長は新しいものが好きで三億五千万円もする電子計算機を導入し、葵食品に革命をもたらした。仕入れ販売予想の数字をたちどころに算出するこの新鋭機の影響を一番うけたのは、太助の所属する営業部だった。電子計算機の算定したセールス・ノルマを太助は次々と達成していった。同じ頃、計算管理責任者として派遣されてきた宮川仲子はファッション誌から抜け出してきたような美人で、男性社員は皆狙っていたが、仲子の生活設計は全て電子計算機に基いており、太助の将来を計算した結果が「凄い成長株」と知って、太助の気持ちを受け入れて交際をオッケーするのであった。ハリキリボーイの太助は、ノルマに追われ精細を失った彦造課長を尻目に颯爽とした采配ぶりを見せ、係長のポストを得るに至っては社内の鼻つまみ者になっていくのだが…。

サラリーマン一心太助 
(C)東映
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