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橋蔵のやくざ判官 

Yakuza Official

1962(昭和37年)/7/13公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12850 
配給:東映 製作:東映

オンボロ長屋のインゴウ家主が殺される。住人の中で最も怪しまれる風来坊は、ユーモラスなイロ男。さてそのイロ男が厳戒中の長屋から逃げ出した…。大川橋蔵演じる遠山金四郎の活躍をユーモラスに描いた明朗時代劇。

橋蔵のやくざ判官 
(C)東映

ストーリー

時は天保十年。大阪に大塩平八郎の乱があり、必ずしも天下泰平とはいいにくいが、ここ江戸は本所横綱町の勘兵衛長屋はノンビリしたもの。住んでる連中は貧乏だけどお人好し。ただ、連中が頭を悩ますのは、家主の勘兵衛のこと。欲深くて情け知らず。だから、最近長屋に入ったばかりの文吉からさえ、「殺して、カンカンノウを躍らせてやりたい」と言われる始末。そんなに憎まれていた勘兵衛がポックリ死んだ。死んだのではなくて、殺されたのだ。しかも長屋の柵でカンカンノウを踊っていた!家主殺し捜査にはかなりうぬぼれの強い目明しの八五郎がやってきた。まず文吉が疑われたが、八五郎の調べだと、文吉の顔をお白州が牢屋で見た覚えがあること、勘兵衛は寝床で何者かに殺され、何者かが米つき場に運び、更に何者かが長屋の柵まで運んだということぐらいしか判らない。そんな騒ぎのうち、役人立会いで勘兵衛の金櫃を開けた飾り屋の太三郎が殺されるという事件がまたまた起きた。この長屋のるつぼのような騒ぎの中で赤とんぼの文吉は「お伊勢参り」と称して、長屋から逃げ出したから、犯人は文吉だろうということで調べは半ば開店休業となった。しばらくして、長屋全てに、北町奉行遠・山金四郎より呼び出しがかかる。のこのこ出かけた長屋の連中は驚いた。金四郎こそ赤とんぼの文吉ではないか!八五郎が見たことあると思ったのも道理だ。そして、金四郎の絵解きが始まった…。

橋蔵のやくざ判官 
(C)東映
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