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第八空挺部隊 壮烈鬼隊長

1963(昭和38年)/2/6公開 68分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13084 
配給:東映 製作:東映

ドキュメンタリータッチで定評のある小林恒夫監督が、自衛隊のパラシュート部隊に材をとり、そこに生きる男の世界を浮き彫りにした異色ドラマ。

第八空挺部隊 壮烈鬼隊長
(C)東映

ストーリー

第八空挺部隊は習志野に駐屯している。滝三佐は太平洋戦争の生き残りとして今日も指揮所から、第四中隊の突撃状況を査察しているが、石倉小隊の目にあまる行動振りに呆れ果てていた。石倉は肉体と精神力を鍛える最適な場所は自衛隊と心得、演習はスポーツであると割り切っている。しかし、滝三佐は演習即実戦であり、命令に少しでも反するところがあればどんなに危険なものであるか、身をもって体験していた。石倉は滝の妻・洋子の妹・和子と恋仲で、或る晩デートの際に三人の愚連隊と大喧嘩をしてしまった。無分別と勇気を一緒にするような根性は、訓練によって徹底的に叩き直してやると滝はカンカンだ。滝三佐の目は石倉小隊全員の上に強くそそがれた。富士の裾野の合同演習がやって来た。空挺部隊を中心に壮烈な訓練が始まり、滝中隊長の命令は特に石倉小隊には苛酷に思えた。石倉は今夜こそ中隊長と対決しようと決心する。営舎の表で滝を待ちうけた石倉は、林の中で男対男の決着をつけようと上着をかなぐり捨てた。その時非常呼集のベルが鳴りわたった。月輪島が噴火し、灼熱した溶岩が村落を孤立させ、人々の安否が気遣われていた。自衛隊それも空挺部隊が救援に当ることになった。海岸からは自衛艦「あきずき」がすでに出動した。滝は隊員から五名を選抜した。それも石倉小隊からだった。地上と連絡をとった滝は五名に落下傘降下を命じた。愕然とする石倉達であったが…。

第八空挺部隊 壮烈鬼隊長
(C)東映
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