1966(昭和41年)/2/3公開 86分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:14315 成人映画
配給:東映 製作:東映
梅宮辰夫・緑魔子のコンビによる夜の青春シリーズ第6作。金のために料亭女将の若いツバメになる男と、やくざ組長の妾になる女の二人を中心に、色と欲に憑かれた男と女の凄まじいまでの葛藤を描く。
やくざの組長・駒崎が経営するバー“やそめ”のバーテン・繁は、料亭“いちはら”の女将・満枝のツバメ、駒崎の店“チズ”のマダムの智津子は駒崎の妾である。だが智津子は、駒崎の遺産を狙っており、いずれは繁と一緒になろうと目論んでいる。繁は家出娘を専門にポン引きもやっている。その一人むるは、繁に騙されたとは知らず夫婦気取りだ。繁は満枝の店、智津子は駒崎の遺産を手に入れるため、狂言結婚を思いつき、満枝と駒崎の前でそれを宣言した。効果てき面、満枝は繁にスポーツカーを買い与え、駒崎は智津子を籍に入れると約束した。しかし、駒崎は脳溢血でポックリあの世行き。雇われマダムの智津子は、たちまち落ちぶれて繁のところに転がり込んだ。一方、満枝に“やそめ”を買い取って貰い忙しい繁は、手切金をくれれば別れると言う智津子の話に簡単に乗ってしまうが、これが運の尽きとなった…。
「夜の青春」シリーズ(7)