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遊侠三代

1966（昭和41年）/5/15公開　90分　カラー　シネマスコープ　映倫番号：14455　
配給：東映　製作：東映

そうなるのが当然の如く無頼の徒になった若者。捨てた子への愛に敗残の身を賭ける老侠徒。昭和10年、騒然たる世相を背景にして、当時の侠徒の世界の裏面を描破し、その凄まじいばかりの掟の中で、愛を確かめ合う瞼の父と子の物語を感動と迫力で綴った問題作。

ストーリー

昭和10年、軍の権力をかさにきた運送業の浦島組・太田黒のやり方はあくどく、高遠運送幹部で三代目予定の青柳健、客分の榊原勇次郎は憤りを感じていた。浦島組に人斬り常こと常吉が住み込んだある夜、高遠組長・高遠大蔵は闇討ちにあった。軍の黒幕・三浦中佐がいなければと、勇次郎は中佐を刺殺して姿を消す。後ろ盾を失った太田黒は窮地に陥り、高遠組と戦ってでも貨車を奪おうと決意する。太田黒は常吉に健を殺すことを依頼したが、健は常吉の実の息子だった…。