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丹下左膳 飛燕居合斬り

The Secret of The Urn

1966(昭和41年)/5/21公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14481 
配給:東映 製作:東映

御用提灯の真っ只中に白無垢衣装の化け者侍。姓は丹下、名は左膳。お馴染み林不忘の原作を五社英雄×中村錦之助の顔合せで描いた大活劇篇。八代将軍・徳川吉宗の時世、黄金百万両の謎が隠された柳生家の家宝“こけ猿の壷”をめぐって、権謀術数渦巻く幕府を相手に、丹下左膳は愛刀・濡れ燕をふるって激しい争奪戦を繰り広げる。

丹下左膳 飛燕居合斬り
(C)東映

ストーリー

太平の御世。だが裏では将軍側近の怪人物・愚楽老人が権謀算術の限りを尽し、侍はお家大事、町人は貧苦の吹きだまりで喘いでいる嫌な世の中でもあった。相馬藩の丹下左馬之介が長老・出雲の命によって相愛の萩乃を捨て親友・神島小十郎を斬ったのも、家老一派が左馬之介を襲い斬りさいなんだのも、時節のなせる業であった。そして、左馬之介の名はこの日を限りで相馬藩から消えたのだった。ある日、日光東照宮改修の命が愚楽の奸計で柳生藩に下った。僅か一万三千石の小藩に工事奉行の命。藩主・対馬守が思い余って藩の生字引・一風斉に相談したところ、柳生家重代の家宝「こけ猿の壺」に百万両の黄金が隠されていることがわかった。国許に早馬が走り、壺は柳生源三郎に守られて江戸表に向ったが、柳生藩を潰しにかかる愚楽老人は、隠密・蒲生泰軒に命じ源三郎を襲わせた。ところが別に壺を狙う二人組があった。百万両の秘密を嗅ぎつけた盗賊のお藤と与吉だったが、大乱闘の間に壺は乞食のちょび安の手にころがってしまう。追う泰軒と源三郎。と、その前に瓢然と現れたのは、黒衿がけた白紋付、刀痕も凄まじい隻眼隻手の浪人一人。人か魔か、飛燕の早業で追っ手を斬ったこの男こそ丹下左膳であった。

丹下左膳 飛燕居合斬り
(C)東映

シリーズ

「丹下左膳」シリーズ(6)

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