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三等兵親分

Divided Leadership

1966(昭和41年)/5/25公開 88分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:14484 
配給:東映 製作:東映

日本にまだ「帝国陸軍」という軍隊があったころ、中部第三三九部隊に招集された補充兵たち。学生もいればヤクザもいて、年齢も職業も異なるどんな人間も召集令状という赤紙一枚で一つの坩堝にほうり込まれる。同じ釜のメシを食う生活の中で起こる、悲喜劇、友情を笑いとユーモアを交えて描く。

三等兵親分
(C)東映

ストーリー

中部第三三九部隊に狩り集められた補充兵たち。大学出の中林、十文字組の大親分・兵頭、サーカス出身の二枚目・豊川、当らぬ八卦の辻占師・大峰など、年令も職業も異なるが、今日からは同じ釜の飯を食う同期の桜の二等兵だ。ある日、中林のところに来た女からの手紙が上官に開封され、古参兵たちの歓声の中で公表された。女は、応召する時に居続けた朝日楼の遊女・カズ子。誤字だらけのその手紙の中に、真の愛情を読み取る中林は、満顔の涙でこの屈辱を耐えた。インテリの涙に同情した兵頭は、中林を朝日楼に送り込むが、再会も束の間、憲兵隊に乗り込まれ、命からがら逃げた中林は十文字組に匿われる。三日以内に帰隊しなければ脱走兵として軍法会議にかけられる運命である。それは隊全体の不名誉でもあり、部隊は大騒ぎとなった。そこに兵頭が奇想天外な名案を考え出した。まず、営倉入りになっている豊川を使って、上官が命より大事にしている軍旗を盗み出し、大峰の占いで軍旗を探し出すから中林を許せと部隊長に持ち込んだのだ。一方、十文字組の世話を受けている中林は、組に迷惑がかかってはと営倉覚悟で帰隊する。兵頭、大峰の大芝居で軍旗も戻り、大騒動はめでたく解決した。戦地に向う輸送船に放り込まれた補充兵たち、しかし、彼らが口ずさんだのは、軍歌ではなく、お国自慢の河内音頭であった。

三等兵親分
(C)東映
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