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渡世人 

The World Of Gamblers

1967(昭和42年)/7/30公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14995 
配給:東映 製作:東映

股旅ムードいっぱいの任侠大作。満州事変を背景に、物情騒然とした日本で、利権あさりに狂奔する博徒たちの中に、本当の任侠道をおし通す男たちの姿を通して、渡世の掟を重んじる生粋の渡世人を描いたもの。

渡世人 
(C)東映

ストーリー

満州駐在の日本軍と現地の人間とのなかが険悪になっていった昭和初期。正宗一家の三代目、塚本秀之助はこの事態を憂慮し、満州から来日した馬賊の頭目・北天竜とともに知恵をめぐらしていた。だが一方で、戦争によって利権を得ようとする上毛組の藤井丑松は、博徒黒金一家の五代目・広川大介にこの両名の暗殺をもちかける。藤井は身内の三上と成瀬を殺し屋として上京させた。正宗一家には新次郎と児玉の二人の代貸が組を仕切っていたが、秀之助は新次郎のキップの良さを可愛がり、それが児玉には面白くない。そんな児玉に広川は目をつけ、児玉の手引きで秀之助と北天竜の殺害に成功する。そしてその刃は新次郎にも向かうが、新次郎は逆に襲撃してきた相手を刺し殺し、懲役五年の刑に服すことになる。新次郎の子供を身ごもったお登喜は彼の出所を待つが、児玉はお登喜にも色目を使ってきた。やがてお登喜は常男を生むが、児玉の強要は益々激しくなり、三上はお登喜たちを上州に非難させる。一方、三年で仮釈放を果たした新次郎は刑務所の中で秀之助たちを殺したのは「かめ」「じょうもう」だという情報を元に、真犯人を探すために群馬県に下る。立花一家に草鞋を脱いだ新次郎は、彼らと対立している上毛組の賭場に乗り込みイカサマを暴くのだが、そこで三上の本名が亀田だということを知る。三上が「かめ」ではないかと疑う新次郎はお登喜の家に乗りこむが…。

渡世人 
(C)東映
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