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ギャングの帝王 

Imperial Gang

1967(昭和42年)/8/26公開 90分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:14994 
配給:東映 製作:東映

安藤昇の東映出演4作目となるアクション映画。敗戦直後の混乱した東京に、復員してきた男が、桜同志会を結成し、盛り場を喰いものにする三国人暴力団と対決するという内容で、ドス、ガン、ダイナマイトの血斗が相次ぐ。

ギャングの帝王 
(C)東映

ストーリー

終戦間もない東京。三国人の横暴な支配により都心の盛り場は荒れ果てていた。そんな中、元関東陸軍大尉の新田健次が復員してきた。新田は三国人グループ「上海商会」の張と争って撃たれ、危ういところを江戸政一家の親分政次郎と娘の志津に助けられる。やがて新田はグレン隊や復員兵を集め、新田グループを作り上げて本格的に三国人たちに抵抗を始める。だが一方で「上海商会」の楊社長は江戸政一家の縄張りを狙い、一家を襲撃して政次郎たちを惨殺する。警察は殺害犯の呉を逮捕するが、三国人たちは呉を解放しなければ警察を襲撃すると脅してきた。だがこの事態は、手榴弾を握った捨て身の新田と、ジョージ藤田たちの活躍で何とか収まった。この行動が新田グループにさらなる同志たちを集め「桜同志会」が誕生するが、新田が楊と手を組んだMPに暴行罪で逮捕されて凄まじいリンチを受けてしまう。だが米軍情報機関で働く元関東軍司令官の堀内が新田を救い出した。その裏には政界の有力者・大原の力があり、大原は新田を使って駅前広場にマーケットを作ろうという魂胆があったのだ。無駄な争いをしたくない新田は、志津を発起人にマーケット工事に桜同志会と共に参加するのだが、楊が黙っているはずもなく、ついに上海商会と桜同志会の戦争が始まってしまう。

ギャングの帝王 
(C)東映
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