1968(昭和43年)/2/9公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15057
配給:東映 製作:東映
任侠を守り神とし、任侠の道を誇り、しかし任侠の何も知り得なかった三人の男の物語。前作「解散式」に次ぐ、血と迫力で描く任侠大作第2弾。
鶴田浩二と深作欣二監督が、追いつめられた任侠、傷ついていく男と男の血の契り、時代の外へ音をたてて崩れ落ちる暴力組織の姿を背景にして、あくまで博徒・任侠に命を賭けた男の叫びをドラマチックに描き出す。
岩崎組の幹部・黒木徹は対立組織とのゴタゴタのため、傷害殺人で8年の刑に服した。8年ぶりにシャバに戻った黒木だが、折りからの暴力団絶滅方針で組は様変わりし、表面的な解散をして堅気として活動していた。黒木は組長から系列の運輸会社の経営をまかされることになるが、昔の仲間であった唐沢も運輸会社を経営しており、唐沢は仕事を独占しようと非道な手段を使って黒木の会社をつぶしてしまう。恩義に仇なす唐沢に怒った黒木は、単身彼のもとへ乗り込んでいく。
「博徒」シリーズ(10)