1968(昭和43年)/3/5公開 92分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15231
配給:東映 製作:東映
若山富三郎の第1回主演作品。釜ヶ崎の愚連隊あがりの極道が、大阪中を自分の縄張りにしようという欲を燃えたたせ、どえらい根性とむき出しの闘志で、暴力渡世の大組織をぶち破っていく迫力篇。
大阪釜がヶ崎に縄張りを持つ島村組の組長・島村は、既成の暴力団に対抗して一躍名を上げた。日本一の組織を誇る城西会の会長三田村、その傘下の八ツ藤組組長・八ツ藤に対抗する構えをみせていた。まず参謀格の大野の女房が明治時代から続いた天野屋一家の五代目の娘なのを知り、六代目の看板を強引に手に入れた。八ツ藤が難波新地に駐車ビルを建てようとしているのを知り、強引にその仕事を天野屋の手にしてしまった。だが巧妙な城西会のやり方に、島村は駐車ビルの建設権を失い、全く孤立してしまう。窮地に追いつめられた島村には三田村を倒す事しか考えられなかった…。
「極道」シリーズ(12)