1967(昭和42年)/2/25公開 82分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14828
配給:大映 製作:大映
昭和の初めの浅草を舞台に、持ち前の歯切れのいい啖呵と気風の良さで売り出したテキ屋を主人公に、懐かしい風俗を織り交ぜ織り込みながら描く痛快アクション映画。
浅草観音裏で威勢のいい啖呵を切って商売をするテキ屋の綾吉は、その気風の良さから商売仲間に頼りにされている。浅草界隈は花笠組の縄張りだが、その子分たちに痛めつけられた同じ安アパートの住人達を綾吉が助けたことから彼は、花笠組に追われる。慌てて逃げ込んだ貸衣装屋で、綾吉は、そこの娘、島子の度胸のすわった応対で、危ういところを助けられる。この騒ぎを収めた島子に一目惚れした綾吉は、島子を嫁にくれと彼女の伯父の安次郎に申し込むが、テキ屋を嫌う安次郎に体よく断られるが、そんなさっぱりした綾吉に島子もまた心惹かれてゆく。一方、花笠組の組長志村も島子を狙っており、安次郎を呼び出し、脅しをかける。