1969(昭和44年)/5/31公開 76分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15820
配給:大映 製作:大映
鮮烈なエロチシズムのなかに、人間の愛憎を鋭くえぐる!文豪・谷崎潤一郎が大正13年に発表した代表的戯曲「無明と愛染」を、「文芸映画の大映」が映画化。
物語は南北朝時代。辛うじて戦火を免れた山寺を舞台に、無名の太郎と異名をとる盗賊(勝新太郎)が、白拍子あがりの情人・愛染(新珠三千代)と爛れた愛欲生活に耽っている。 京からはるばる太郎の妻・楓(高峰秀子)が訪ねてきて、奇妙な同棲生活が始まる。 高野の上人(佐藤慶)がやって来た。道に迷ったというこの男は、愛染の昔の恋人であった…