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代表的歌舞伎作家近松門左衛門の名作″梅川忠兵衛の恋″の映画化で、錦之助の忠兵衛、有馬稲子の梅川に加えて千恵蔵が近松に扮して登場する時代劇の問題作。
生贄を求めて大江戸の夜に跳梁する蛇神様の謎に挑む、江戸の風流若様・桐島伊織の剣と、時の名奉行・大岡越前守の推理に興趣を盛った怪奇戦慄のミステリー篇。
男が十年間抱き続けた恋心は、陽光きらめく祭りに、火を呼び、血の嵐を呼んで、遂に男を死に追いやる。港祭りに集まった人々の哀歓を背景に、七夕の彦星・織姫の哀恋に似た宿命的な恋を情感豊に描いた時代抒情詩。