別離の危機に瀕した夫婦の絆と家族の再生を描いた人間ドラマ。島尾敏雄原作の同名小説の映画化で、脚本・監督は「伽倻子のために」の小栗康平、撮影は「帝都大戦」の安藤庄平がそれぞれ担当。
「大地の子守唄」「曽根崎心中」についで木村元保が製作した第3作。原作は芥川賞作家・宮本輝の処女作であり、第13回太宰治賞受賞作品である。本作が初監督作品となる小栗康平は、モノクローム、スタンダード画・・・
添田知道が性に関する俗歌を収集した「日本春歌考」(カッパブックス)に題名を借りて、田村孟、佐々木守と大島渚、田島敏男が共同でシナリオを執筆、大島渚が監督した異色の風俗ドラマ。撮影は高田昭が担当してい・・・