俺は天下を奪る!戦国の世に若きエネルギーをぶちかます野盗・源の太郎坊と、その情熱を受けとめる稀代の芸術家・本阿弥光悦の雄々しい姿を、骨格の太いスケールとダイナミズムで描く。
毎日新聞連載の舟橋聖一の原作を八住利雄が脚色、大曾根辰夫が監督した。社長大谷竹次郎が総指揮、東西両撮影所長がプロデュースに当たっている。撮影は石本秀雄、音楽は鈴木静一、映画初出演の松本幸四郎を中心に・・・
茶道”石州流”の創始者として名高い松平不昧公。その遊興三昧に明け暮れていた青年時代、家督を継いで危機に陥った藩政を大改革で巣食うという苦難時代を通して、豊かな人間味を千恵蔵の至芸で見せる。
戦争前、都新聞に連載されていた丹羽文雄の小説が原作であって、これを西亀元貞が戦後的に脚色し、成瀬巳喜男が監督。美術監督には松山崇が当たり、主演は三宅邦子、若山セツコ、桂木洋子、鶴田浩二、永田光男、仁・・・