そうなるのが当然の如く無頼の徒になった若者。捨てた子への愛に敗残の身を賭ける老侠徒。昭和10年、騒然たる世相を背景にして、当時の侠徒の世界の裏面を描破し、その凄まじいばかりの掟の中で、愛を確かめ合う・・・
明治末期の待合“立花”を舞台に、娼婦と旗本くずれの掏模との恋葛藤を描いた永井荷風原作「四畳半襖の下張」の映画化作品。荷風好みの淪落の女性像を浮彫りにし、美しくも妖しい独特の耽美世界が展開される。
梅宮辰夫・緑魔子のコンビによる夜の青春シリーズ第6作。金のために料亭女将の若いツバメになる男と、やくざ組長の妾になる女の二人を中心に、色と欲に憑かれた男と女の凄まじいまでの葛藤を描く。