好色と奇癖の持ち主として名を売り上方落語に新風を注いだ革命児・桂春団治の一生をコミカルなタッチで描いたお色気喜劇。春団治と三人の女のやりとりをストーリーの中心に、涙と笑いに溢れた人情味豊かな作品。
不況の波に覆われた大正時代の大阪を舞台に、霊柩車を発案した青年と従来の葬儀屋が繰り広げる葬式合戦を、恋あり、笑いあり、涙ありで綴った娯楽活劇。主演の藤田まことほか、東西人気タレントが総出演。監督は「・・・
鶴田浩二主演の「博徒シリーズ」第4作。京浜工業地帯の開発にからむ大企業誘致問題をめぐり、組織暴力団と対立する博徒が、阿漕な一味に果し状を叩きつけ、敢然と立ち向かう姿を描く。機関銃の乱射と炸裂するダイ・・・
「関東流れ者」に続く鶴田浩二のやくざもの第二作。私利をむさぼる政界ボスと暴力団が組んだ郵船会社乗っ奪り計画を阻止しようと、関東一の大親分が侠気に燃えて立ちむかう。颯爽たる男の姿を描いた娯楽男性巨篇。
1950年から20年間続いた人気番組を土台に、そのまま漫才のネタになるようなミヤコ蝶々・南都雄二夫妻の結婚生活を描いたもので、お色気と笑いをふんだんに織り込んで綴る人情喜劇。
爛熟した江戸の中頃、妖しい情炎に色どられた延命院を舞台に、心中の片割れとして追われた男が仏門に入り、戒を破って天下の大悪僧として登場するまでを、随所に強烈なセックス・シーンを挿入して描破する異色作。
江戸時代を舞台にして、人間の善意を守ろうとする人々の暖かく美しい心の触れ合いを描いた山本周五郎文学の映画化。初恋の失敗談、女の業の哀しさ、生きることの感動、等を三篇に綴り、笑いと涙を盛った文芸作。
加藤泰監督、鶴田浩二主演による東映仁侠映画の傑作。喧嘩祭りで賑わう大阪で、木屋辰一家の2代目が刺される。対立する唐沢組の仕業とわかっていながらも確証が掴めず、代貸の浅次郎は親分の不在に代わり、一家の・・・