1965(昭和40年)/9/18公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14139
配給:東映 製作:東映
加藤泰監督、鶴田浩二主演による東映仁侠映画の傑作。喧嘩祭りで賑わう大阪で、木屋辰一家の2代目が刺される。対立する唐沢組の仕業とわかっていながらも確証が掴めず、代貸の浅次郎は親分の不在に代わり、一家の采配を握るが…。
近畿一円の建設事業を一手に扱う野村組の建材を請け負う木屋辰二代目の江本親分が暴漢に襲われる。これは、木屋辰を潰しにかかろうとする同業者である星野の企みだった。これを手始めに次々と嫌がらせが続くが、二代目の言葉通り任侠の耐える道を選ぶ浅次郎は、二代目が亡くなると三代目を襲名することとなった。そして、その襲名の裏には二代目の実子である春夫を堅気にする目論見があったのだった。三代目襲名式を無事終え、星野組に出向き、堅気になった春夫から手を引くよう仁義を切る浅次郎。しかし、初の大仕事で大阪を不在にしている間に、春夫らが星野組の手にかかり、命を落とすこととなってしまう。急ぎ帰阪した浅次郎は、二代目から授かったドスを握り締め、単身星野組へと躍り込むのだった…。