戦友たちの遺書を預かって一人生還した男が、残りの人生を犠牲にして、全国の遺族を訪れ歩き、この訪問を通して戦争のもたらした悲劇を描く。原作は有馬頼義の「遺書配達人」の映画化。脚本は鈴木尚之、監督は今井・・・
昭和35年に吉永小百合と浜田光夫という後の日活青春映画“ゴールデンコンビ”の共演第1作として映画化された作品を再映画化。
後藤久美子の相手役は本作がデビューとなった吉田栄作。
直木賞作家・有馬頼義の短編小説「現行犯」を映画化。罪無き一市民が、ただ一つの秘密のために殺人の嫌疑を受け、自ら墓穴を掘って滅びゆく異常な物語の中に、現代を支配する恐怖の心理を描き出した異色作。