いまや世界30数カ国で作品が翻訳される人気作家、よしもとばなな。彼女が2002年に発表した「アルゼンチンババア」は、人の生死をテーマに扱いながら、じんわりと体中に染み渡るような幸福を描き出した傑作小・・・
日々を忙しく過ごし、生きているという意識さえ忘れてしまいそうな中、今この瞬間を生きていることが最大の幸せで、本当に大切なものが何かを気付かせてくれるのは、どんな時だろう。誰もが迎える死。人はそれに直・・・
明治40年(1907年)、古来その険しさから「針の山」、宗教上の理由から登ってはならない「死の山」と云われてきた前人未到の山・劔岳に挑んだ男たちがいた――。原作は、実話を基にした新田次郎の同名小説。・・・
『最後の忠臣蔵』は、海外メジャーとして洋画をヒットさせ続けるワーナーエンターテイメントジャパンが、日本人の風土、文化に沿った映画製作を目指すローカル・プロダクションの本格的第1弾として発信する。ワー・・・
2011年。カンヌ国際映画祭で、一本の日本映画が熱狂に包まれ、上映された。それは前年、ベネチア国際映画祭で「十三人の刺客」が絶賛され、今や世界が注目する監督の一人となった三池崇史監督、待望の新作「一・・・