1962(昭和37年)/8/12公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
「集金旅行」「危険旅行」についで第三作目。笠原良三のオリジナル・シナリオを中村登が監督した喜劇。撮影は平瀬静雄が担当している。
松山千代子は箱根の温泉旅館・翡翠苑の若くて美しい女主人。新館増築を目指して、従業員の求人を依頼するために上京した。訪ねた小さな求人スカウト会社で、社長に紹介された腕ききの丹野とは、最近千代子のホテルから女中をごぼう抜きにスカウトして行った男だった。たちまちケンカ別れしてしまった千代子はかくなる上はと娘の早苗もいっしょに大島へ求人旅行に出発した。だがここもまた求人難、バッタリ出会った丹野と彼の部下、望月に改めてスカウトを頼み込んだ。かくてこの奇妙なツー・カップル、東海道縦断スカウト旅行を開始した。富士の日本