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汐風の中の二人

1966(昭和41年)/9/15公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

桜井秀雄と熊谷勲、山根優一郎が共同でシナリオを執筆、桜井秀雄が監督した青春もの。撮影は荒野諒一が担当している。

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スタッフ

監督:
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撮影:
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美術:
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ストーリー

浅海健太はビルの屋上の簡易住宅に三郎と暮らしながら、スパニッシュギタリストとしてエル・ビアントで働いていた。両親は伊豆の漁夫だったが、既に死別していた。ある日、幼馴染のナミが訪ねてきて、友人の喜太郎が結婚すると知らせた。久し振りに成長したナミを見た健太は、彼女の清純な姿に目を見張った。翌日、健太は金持の令嬢加納千秋からMGのスポーツカーを借り、ブロックレースに出た。そして、健太がダンプの運転手をしていた頃知り合った山岳写真家伊達隆一郎を破って優勝した。そのお祝いと、千秋の誕生パーティを兼ねて、健太たちは伊豆にやってきたが、ナミは、健太が千秋と仲良くしているのに不機嫌だった。健太の方は、千秋に魅かれていた。しかし千秋の本当の心は健太にはなく、隆一郎が好きだった。隆一郎は東京に帰ると千秋の父に、千秋と結婚したいと申し出たが断わられてしまった。そして、念願だったキリマンジャロ撮影のための資金繰りがつかないこともあって、隆一郎はすっかり意気悄沈していた。そんな隆一郎を、恋敵でありながらも友情を持っている健太は、励ましてやるのだった。そして、健太は念願のスペイン行きの資金を隆一郎に貸し、アフリカ行きを実現させた。一方、千秋の父も、隆一郎の堅い決意を知って、ついに二人の仲を許した。隆一郎は千秋や健太に見送られて、笑顔で旅立っていった。また、健太は、前から励ましてくれた橋幸夫から真新らしいギターを送られ、エル・ビアントで熱演した。

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