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作品紹介

吸血髑髏船

1968(昭和43年)/11/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

下飯坂菊馬が小林久三と共同で脚本を執筆し、松野宏軌が監督した怪奇もの。撮影は加藤正幸が担当している。

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ストーリー

数億円の金塊を積んだ貨物船が、太平洋のド真中で襲われた。依子は船医の西里と新婚旅行中だったが、金塊を狙う田沼を首領とした末次、江尻、辻、小野ら5人組に凌辱され、乗組員は皆殺しにあってしまった。それから3年後、湘南のある教会で神父明石の助手をしている冴子は、恋人の望月と海で遊ぶうちに、海中で骸骨を発見した。恐怖のあまり二人は陸に逃げ帰ったが、それ以来冴子は海を眺めるにつけ双児の姉依子を想い出すようになった。ある日霧の洋上に貨物船を見た冴子は、とりつかれたようにモーターボートで沖へ出た。彼女が、その船で見たのは、蝙蝠と骸骨のみだった。そして不気味な船長室には航海日誌が残され、田沼たちの謀叛が記してあった。一方、竜王丸乗組員を虐殺した一味の末次は、ナイトクラブの支配人をしていたが、江尻から依子を見たと聞かされて驚いた。やがて、竜王丸の影を辻が海辺で見て、一味5人は愕然とした。末次の妻が殺され江尻が喉もとを刺されて殺されたのは、そんな時だった。辻と末次は早速潜水夫をしている小野を訪れたが、彼はすでに海中深く骸骨に埋もれて無残な死にかたをしていた。その惨状を見た辻は、自分の犯した罪に恐怖を覚え発狂し断崖から落ちて絶命した。久しぶりに教会に帰った冴子は、告解室で明石に、姉を殺した男たちに復讐したことを告白するのだった。そして残る二人も必ず仕返すと心に誓った。そんな彼女を明石は優しくなだめた・・・。

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