作品検索

作品紹介

超高層ホテル殺人事件

1976(昭和51年)/4/3公開 92分    
配給:松竹 製作:松竹株式会社

巨大なホテルを舞台に熾烈な経営争いと、それに捲き込まれる人間たちを、三つの殺人事件を通して描いたストーリー。原作は森村誠一の同名推理小説。脚本は野上龍雄と安倍徹郎、監督は貞氷方久、撮影を宇田川満がそれぞれ担当している。

NO IMAGE

スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:

ストーリー

赤く燃える夕焼け空に突き刺さるように聳えたつ地上62階の超高層ホテル“イハラネルソンホテル”。このホテルこそ一介の土建屋からのし上がった猪原留吉の、長年の夢の象徴である。この日、著名人を招待しての盛大なパーティが行なわれた。次々と到着する知名人の中に、留吉のライバルの財界の大物・浅岡哲郎、敏彦親子の姿もあった。やがて、雄大なビルに十字架のイルミネーションが輝き、光の洪水の中に浮かび上がった。その時、一つの黒い人影が十字架の光の中を落下した。落ちたのはホテルの総支配人ソレンセンだった。このショックで留吉はホテルの完成を見ずして倒れたため、息子の杏平は父の意志を継いで、ホテルの完成を目指した。しかし浅岡親子の妨害が激しく、資金繰りで行き詰ってしまった。そんな苦しむ杏平につきまとう、一人の男がいた。冷徹な野心家の秘書・大沢である。彼はソレンセン殺害の共犯者なのだ。一方、警視庁の那須警部、村田刑事が鋭い眼で杏平にまとわりついていた。そんなある日、杏平は敏彦の妻・友紀子と再会した。数年ぶりの再会は二人を自然な形で結びつけ、燃え上がらせた。だが、この危険な逢瀬を大沢が嗅ぎつけ、杏平をゆすったために、杏平は大沢を殺してしまう。一方、友紀子も、嫉妬に狂った夫・敏彦を誤って殺害。杏平と友紀子は、二つの死体をセスナ機に乗せて始末し、アリバイを巧みに作った・・・。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)