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裏切りの暗黒街 

Underworld Betrayal

1968(昭和43年)/8/14公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15391 R18
配給:東映 製作:東映

鶴田浩二の魅力を極限にまで描きあげる凄絶なギャングアクション。東映初出演の香山良子との恋を織りまぜながら、ギャングの哀歓と復讐の執念を美しく迫力をこめて謳いあげる。

裏切りの暗黒街 
(C)東映

ストーリー

矢島・田熊・常吉・小池の四人は、かつてのギャング仲間だ。ある日、極東商事の岩崎と高村が、高級車で湘南の別荘に向っていた。岩崎は、財界の黒幕大和田に支払う、ヤクの代金五億を持っている。矢島たちは後を追い、別荘近くで襲撃し金を奪った。これを知った大和田は、倉田組を通じて調査を開始した。倉田は、現場を目撃した少年ジミーに尾行をつける。矢島たちが容疑者に浮かび上がると、小池が監禁され、ヤクを注射された。現場を目撃した田熊は、仲間のことをしゃべられぬよう小池を射殺してしまう。倉田組の幹部、根本らはジミーと田熊、そして矢島をも捕えた。矢島は銃を乱射しジミーを逃がすも、田熊は射殺された。常吉は、岩崎に矢島を釈放しなければ、極東商事がヤクを扱っていることを警察に告げると詰め寄った。矢島は一旦釈放されるが、今度は常吉が捕えられた。根本は矢島に、常吉を人質にしたことを告げ、極東商事の三号倉庫に呼び寄せる。矢島は根本ら数人を射ち倒したが、常吉が矢島の腕の中で死ぬ。矢島は、金の入ったトランクをジミーの姉友子に与え、ジミーのために役立ててくれと頼みこむ。死を覚悟した矢島は、極東商事に乗り込むと、岩崎、高村を脅迫し、大和田の別荘へ。銃弾が、高村たちを次々に撃ち倒していく。岩崎の反撃で矢島も瀕死の重傷を負う。しかし、ドスを握った最後の矢島の力の前に、大和田、岩崎そして矢島の体は重なり合って倒れていった。

裏切りの暗黒街 
(C)東映
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