1969(昭和44年)/4/10公開 95分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15793
配給:東映 製作:東映
7年振りに渡世修行の旅から故郷・熊本に戻ったお竜が二代目を襲名し、矢野一家を背負って九州筑豊地方の荒くれ者との対決、一匹狼の流れ者・矢代との交情を交えながら、魅力溢れるお竜の姿を謳い上げる緋牡丹博徒シリーズ第4作。
渡世修行の旅を続けていたお竜が7年振りに故郷の熊本へと帰り、念願の矢野一家が再興される。ちょうどその頃、九州筑豊地方は日本有数の炭田が開発され、川船に代わり筑豊鉄道の敷設が着々と進んでいたが、生活の糧を奪われる川人足たちの抵抗を受けていた。そんな中、矢野組初仕事として、敷設工事に着手する。だが、この仕事の遂行の特典として、今後の九州一円の敷設工事の優先権が与えられるため、川人足元締・赤不動の勘助との和解を卑劣な手段で邪魔してくる宝満組の荒木田。遂には、鉄道開会式の一番列車を脱線させ、お竜たちの命までをも狙う。お竜を庇い、その凶行に倒れる勘蔵。もはや黙過できなくなったお竜は矢代とともに宝満一家へと乗り込むのであった…。
「緋牡丹博徒」シリーズ(8)