作品検索

作品紹介

未亡人ごろしの帝王

The Widow Killer

1971(昭和46年)/2/25公開 87分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16644 
配給:東映 製作:東映

デザイナー、長唄の師匠、女医、ホテルの女社長、はたまた大阪イチのドケチ未亡人などを相手に、辰兄ィが夜の浪花で大勝負。軟派野郎の心意気をふんだんに見せるお色気シリーズ第3弾

未亡人ごろしの帝王
(C)東映

ストーリー

九州の炭抗地に生れ育った松山浩は、父親が硅肺で命を絶ったときから、このさびれた町に病院を建てることが夢となった。浩は病院の建築費用を稼ぐために、少年院時代のダチ公・エンコの政を頼って上京する。東京での浩は、女という女をコマしては金を稼ぎまくり、銀座のママやホステス相手の店を開業するまでに腕を上げていった。ある日、父親の法事のため、九州の実家に帰っていた浩のもとに、留守を預けた政から電報が舞い込み、浩は政の侍つ大阪へ飛び帰った。博爽好きの政は、昔の知人で殺し屋あがりのサワ師大村のために、浩の店と預金通帳を取られたうえ、浩の名義で200万円の借金まで背負って大阪まで逃げてきていたのだった。浩は、政の話を聞いて一度は怒ってみたものの、政が交通事故で入院する破目になるに及んで、釜ヶ崎近くの安アパートに宿をとると、宝刀デカチンを使ってドケチの穴場大阪で再出発しようと決意する。そして、デザイナーの鵜飼もとこを手始めに、古美術商のロザンナ、長唄の師匠・春千代、女医の佐々木令子等、次々とものにしていくのだが、ドケチの大阪女の「サイフ」のヒモは堅かった。やがて大阪一のドケチ男で資産家の栗林をパトロンとする北新地の料亭「一条」の女将・銀子と知り合った浩は、彼女にドケチの哲学を教えられる。

未亡人ごろしの帝王
(C)東映

シリーズ

「帝王」シリーズ(5)

ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)