1973(昭和48年)/9/29公開 103分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17709
配給:東映 製作:東映
日本で初めて現実のやくざ社会の全貌をあばき、東映実録路線を切り開いた「仁義なき戦い」シリーズの第3作。
本作では、やくざ組織の抗争事件もさることながら、欲望、背信、復讐のみが渦巻く、組織の裏の凄絶かつ陰惨な戦いを描いている。
キャストは、シリーズを通じて主人公の広能昌三役を熱演する菅原文太を中心に、お馴染みの個性派がズラリと顔をそろえている。監督は深作欣二。
昭和35年4月、広島市最大の暴力団・村岡組の杉原が博奕のもつれから九州のやくざに殺された。村岡組の跡目を狙っていた打本組々長の打本(加藤武)が、おとしまえをつけてなかったために熾烈な抗争が起こることに。山守(金子信雄)も村岡組に野心をもつ一人で、広島で顔の利く広能(菅原文太)を山守組傘下に復縁させる。
「仁義なき戦い」シリーズ(9)